生 女子,単体 伊織羽音,父 弟
早くに父を亡くし、女手ひとつで私と弟を育ててくれていた母。その母に病気が見つかったのは二年前。私が東京の大学に合格し、ひとり暮らしをはじめた矢先の出来事でした。「採用だ。僕に出来る事は力になるからね、何でも相談してくれ」夢だった大学を諦めきれずにはじめたアルバイト。引っ込み思案だった私に優しくしてくれたのは、…妻子ある男性でした。